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2年生の実習 2回目

 今回の実習は前回の続きからで、この前と同様に試薬の調製の続きを行いました。

今回は試薬の調整手順をざっくりお話ししていきたいと思います。

 始めに秤量瓶の空の重さを電子天秤で量り取ります。

(写真 左、秤量瓶 右、電子天秤)

この電子天秤は、1/10000gの精度で量ることのできる天秤です。

その後、試薬を秤量瓶に入れて再度、電子天秤で重さを量ります。

そうすると、試薬の入った秤量瓶から空の秤量瓶分の重さを引くと、試薬の正確な重さが分かります。

重さを量ったら、ビーカーに入れて溶かしてメスフラスコへこぼさないように加えていきます。

(写真 メスフラスコ)

そのあと、メスフラスコの標線まで純水を加えていきます。

このような、筒状の容器に液体を入れると水面の凹みます。この部分を工業化学科では「メニスカス」と呼んでいます。

標線に合わせるには、メニスカスの下端に標線の部分のを合わせる必要があります。

気をつけて水を加えないと標線を越えてしまい、試薬の秤量からやり直しになるのでこの作業はみんな慎重に行っております。

 

以上がざっくりとした試薬の調整です。

難しそうな作業ですが、1年生で練習してきた2年生は、サクサクとこの作業を行っておりました。