~9月13日~

平成28年度 五稜郭ソーラーカヌー大会 大会報告


「平成28年度 五稜郭ソーラーカヌー大会」


大会概要 

○学生チームが製作したカヌー(長さ3.33m未満)によるレース
○ソーラー発電により充電したバッテリーを動力に船外機により推進
○五稜郭の水堀に作った特設コースを航行するタイムトライアル


主催

平成28年度五稜郭ソーラーカヌー大会実行委員会


特別協賛

野田貸しボート店


協賛

(一社)日本機械学会北海道支部
株式会社 工藤組
五稜郭タワー株式会社
函館トヨペット株式会社
株式会社 ハンダ


後援

函館市
函館市教育委員会
函館造船工業協同組合
サイエンス・サポート函館

いよいよ大会当日を迎えました。

天気予報は、雨・・・。


一同、祈るような思いで会場に集合しました。




それでは、写真で一日を振り返りたいと思います。



運営本部が準備して下さったパドックに船を納め、最終準備に取り掛かります。


船体検査も無事クリアし、配布されたゼッケンを取り付けます。

出場選手ミーティングを終え、緊張感が高まってきました。



参加者全員で開会式です。

大会委員長より、本大会立ちあげの経緯の話もあり、改めて沢山の方々の思いや、実現へ向けた尽力があり迎られた大会当日であることを実感しました。

船体の最終チェックを終え、いよいよ進水です。

30分ほどの練習走行があり、先日の最終補修の手応えを確かめるように本コースを試走しました。

ドライバーは、水草の位置なども確認し、無線で指示を出す係の生徒と緻密な作戦を立てていました。
 

陸上部隊も、最後まで船体のチェックを怠らず、ベストな状態で競技に臨めるよう全力でサポートしました。


そして、いよいよ競技開始です!!


1本目スタート!!順調な滑り出しです! 無線担当の部員が、水草の位置等的確に指示を飛ばします。


折り返しのターンも見事に決まりました。ドライバーのテクニックが光ります。


フロートの影響なのか、船の後ろには、美しい逆Vの波跡が・・・


2本目のスタートです。


フロートが水漏れして重くなったせいか、フロートの前部分が1本目より沈んでしまっています。


橋からはあたたかい声援が飛びます。ドライバー、声援に笑顔で応えます。


2本目も無事フィニッシュ!!部員もほっと胸をなでおろします。
 
約700mのコースを2本走り、総合タイムで競います。


1本目   記録 6分50秒

2本目   記録 6分38秒


合計タイム    13分28秒



1本目の走行後、ドライバーと相談し、どうも左旋回の操舵角が浅くなってしまっているとのことで、作戦を変え、全てのブイを右回りで回るコースどりへ変更しました。


この作戦が功を奏し、よりスムーズなターンをすることができ、タイムを縮めることができました。




結果・・・・




総合優勝をいただくことが出来ました!!



船の原型を作り上げたH27年卒業の先輩部員のみんな、やったよ!!



賞をいただけたことももちろん嬉しかったですが、無事2本を完走し、その様子を部員全員で見守り、緊張と喜びの瞬間を共にできたことが何よりも幸せでした。



また、他チームも自分達と同じように苦労して作り上げてきた船で参加しているということを身を持って知っているので
会場は敵同士というよりも良きライバル、良き同士のような、あたたかい空気であふれていました。

お互いの健闘を称え、声援や拍手が交わされるとても爽やかな大会でした。

また、肌寒い天気の中、多くの方に応援に来ていただき、あたたかい声援を送っていただきました。

重ねがさねお礼申し上げます。




今回、多くの方々のサポートがあり、この大会を無事終えることができました。


大会実現のために奔走し、また本校の製作、搬送にも全面バックアップをしていただいた大会運営委員会の皆さま。

ご協賛、ご後援いただきました企業、団体の皆さま。

船体製作のために技術サポートいただいた、本校機械科、電気科、建築科、そして全日制土木科の皆さま。

時には夜遅くまでの製作、時には朝早くからの試走など、お子さんの活動にご協力をいただいた保護者の皆さま。

素晴らしいロケーションでの大会開催をバックアップして下さった関係者の皆さま。


本当にありがとうございました。

部員たちも、多くの方々のサポート、尽力があり実現した大会だということを肌で感じ取ることができたようです。



今回の大会を通して広がった視野、そして、学んだ技術や経験をこれからの学校生活にいかしていってほしいと思います。



部員の皆さん、そして、関係するすべてのスタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした!!

そして、どうもありがとうございました。


~本大会 掲載メディア~

どうしんウェブ

キャンパス・コンソーシアム函館

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二代目 SCR プロジェクトメンバー