~11月6日~3日連続FRP積層作業です! 着々と積んでますよ~! 前回は、インパラ樹脂でしたが、2層目からはノンパラ樹脂にガラスマットで積層していきます。
インパラはそのままではうまく積層していけないので、前回のFRP表面に紙やすりで足つけを行います。
その後、脱脂をおこない、いよいよ本日の2層目積層開始です。
昨日の反省をいかし、ガラスマットの形状を細かく分けて配置した後、含浸していきました。
本日の積層量はぴったり2Kgでした。
前回の積層量と合わせて、5Kg弱といったところでしょうか。
2回目ということもあり、手際良く作業できました。やはり、経験こそ財産ですね。
今日は、本校の学校見学会ということもあり、何名かの中学生と保護者の方が工業研究部の見学に足を運んでくださいました。
興味を持っていただけて嬉しかったですね。
部員も一生懸命説明していました。
入学した際には、ぜひ工業研究部で一緒にものづくりしてみませんか!?
~11月4日~ついにFRP積層、初日を迎えました!! 一度足を踏み入れると後戻りのできない作業です。
チームで、「よしやるぞ」と腹を決めて取りかかりました。
まずは、PVAを塗布して離型処理をおこない、いよいよFRP積層開始です。
今回は、外殻部分なので、インパラ樹脂を用いました。また、秋ということで、硬化剤は4%添加としました。
電子秤で樹脂と硬化剤を配合し、しっかり混ぜた後、ガラスクロスの上へ含浸させていきます。
平面の含浸は簡単なのですが、隅部分やR形状部分といった立体形状の塗りこみは非常に難しい作業でした。
また、やってみて初めて分かることなのですが、ガラスクロスのカット形状や、使う道具にも課題が見つかりました。
思考錯誤しながら何とか30分程度で1層目の含浸が終了しました。
当たり前のことですが、
「なにごとも、やってみないと分からない」
「やってみて初めて分かることが沢山ある」
さあ、反省の多かった1層目が終わりました。
明日は2層目積層ですよ!!頑張りましょう!!
~10月30日~ 前回、木型の仮組が終わり、今日は本締め作業からスタートしました。
ツラ合せに気を配りながら番線を締め上げていきます。
本締めが終わったところで、作業の効率化のため、船体の足場を組みました。
作業が腰の高さになっただけで、作業効率がグッと上がる・・・・ハズ!
途中、合せ板が剥がれかかるというハプニングがありましたが、経験値を積んだチームにとっては慌てるまでもありません。
ボンドとドライヤーで迅速に処置、見事に対応しました。
チームの対応力に成長が見られました。
その後は、
FRP積層後の離型用にワックス塗布を行いました。
今回使用したワックスは天然カルナバ蝋配合のワックスです。
今回は、このワックスとPVA離型剤の併用を試みます。
ワックスを塗っては乾かし、塗っては乾かしを繰り返すこと3~4回。
肌触りのツルンとした木肌が出来上がりました。
来週は、PVA塗布・・・・そしていよいよ・・・・
FRP積層です!!! 頑張るぞ!!!
~10月28日~プラモデルを作っていて一番楽しい作業は何でしょう。
人それぞれ楽しみ方はあるでしょうが、バリ取りなどの下準備を終え、パチンパチンと組み上げていき、全体の形が見えてきた瞬間はワクワクしますよね。
今日は、9月から2ヵ月かけて行ってきた下準備を経て、一気に形が組みあがっていくという、まさにワクワクな作業日となりました。
今回、プロジェクトチームで採用した木型の組み上げ方法は、
【ステッチ&グルー】という工法です。
この方法は、板と板を「ぬいぐるみ」を編み上げていくかのように結線して組み上げていく方法です。
本来は、ベースとなる木型にFRPを積層して行って、木+FRPという船体で作るのが一般的なようですが、
チームでは、軽量化を図り、ステッチ&グルーで組んだ木型はあくまで木型としてFRPを積層し、最終的には、木型から外しFRPのみの船体を目指す計画です。
船の形が見えてきた時は、作業室に歓声が上がりました。
その様子をぜひ、写真でご覧ください。
~10月27日~ 先日の事件を受け、今日は作業日ではなかったのですが数名が自主的に放課後作業をおこないました。
ミスを取り返そうとする姿勢、素晴らしいですね。
今日は、木型を組み上げる際に用いる締めあげ穴を罫書き、穴あけをおこないました。
~今日の教訓~
ミスは誰にでもある。ミスをした後どうするかが大切だ!
~10月24日~大誤算!! 自分たちで設定した
「納期」=「進水式」に間に合うように作業を進めてきたのですが、大誤算です。
先週から、ベニヤ板の貼り合わせをおこなってきたのですが、一度、ボンドを塗ると完全接着まで2日間おかなければいけません。
21日に貼り合わせたベニヤ板を今日確認したところ、なんと、大事なパーツの貼り合わせが不完全であることが発覚しました・・・。
今日、貼り合わせをやり直すということは、また2日間作業ができないということです。
他のパーツも同時進行でおこなわなければならないため、完全に足止めを食らってしまいました・・・。
納期が決まっている中で、これは大痛手です。
実際の仕事では起きてはならないミスです。
ミスが起こったことはもちろんですが、ミスが作業当日になって発覚したという点を反省しなければなりません。
貼り合わせ後の2日間、チェックを怠らなければ、もっと早く挽回できたことでしょう。~生徒の感想~
作業が進められないので、今できる作業を探し、全員で磨き作業に励みました。
~10月21日~ 今日は、映画バックトゥーザフューチャーで、主人公がまさに未来へタイムスリップした日だそうです。
果たして、映画の中の未来に現実はどれほど近付いたのでしょうか。
さて、今日は、前回に引き続き各パーツの貼り合わせ作業を行いました。
ベニヤ板を木工ボンドで貼り合わせるのですが、これがなかなかに難しいのです。
~生徒の感想~
写真は、貼り合わせた板を圧着していく工程です。
まる2日、このまま乾かします。しっかり接着されていますように!!
~10月16日~ 今日は、作業が一気に進展しました。
メインパネルの切り出しが全て終わり、粉と格闘したベルトサンダー研磨も終了しました!!
ベルトサンダー研磨をした生徒は、粉まみれになりながら見事な面を削りだしてくれました。
今日はさらに、パネルの接着も試験的におこなってみました。
設計寸法がサブロク板で収まらないため、2枚を接着継ぎするのですが・・・果たして、上手くくっついてくれるでしょうか。
月曜日が楽しみです。ドキドキ・・・
方法と答えが与えられる授業と違い、思考錯誤の中から自分たちで答えを見つけていく課題研究+部活動。 難しいですが、やりがいがありますし、なにより面白いですね。
失敗を恐れず、頑張っていきましょう!!
今日は機械科と電気科の部員が一緒に作業をしましたが、専門が違う生徒が同じ目標に向かってものづくりに打ち込むって、なんだか素敵ですね。