~9月29日~ 学校祭準備と並行しての作業が一週間続き、、、とっても疲れましたね。
連日一日5時間の頑張りのおかげで、なんとか、、なんとか、、仕上がりました!!
最後の操舵ラインのセッティングは、本当に大変でした。
うまく舵をきるための最後の微調整に、あんなに時間がかかるとは思いませんでした。
部品の変更、取付位置の変更、ラインの張り具合、固定方法、これぞ課題研究的試行錯誤といえる調整でした。
おそらく、これが大会前最後の更新となると思われます。
部員全員で一年間丹精込めて作り上げた「Stella改 号」 いよいよ発進です!!
10月3日(水)10時競技開始です!!
ぜひご声援をお願いします!!
~9月20日~ 9月28日~29日の本校学校祭へ向けての準備期間が始まりました。
各クラスの製作作業と並行しての部活動のため、非常に忙しいです。
時間をうまく使いながら、うまく作業を分担しながら「納期」に間に合わせましょう!
プロペラガードにバブルシステムを固定する作業は、次世代を担う2・3年生コンビが進めました。
そして、バブルを後流に誘導するガイドフィンの溶接は、2年生が見事に仕上げました。
薄鋼板の溶接は難しいのですが、穴を開けることなくばっちり溶接できていました。
キャプテンからも「いい仕事です」とお褒めの言葉。
しっかり後輩が育ってくれていますね。
さあ、学校祭準備も忙しいですが、こちらも最後の追い込み頑張りましょう!!
~大事なお知らせ~
日程調整中となっておりました本大会につきまして、
開催日が決定致しましたのでお知らせ致します。
日 時:10月 3日(水) 9時 開会式 (10時 競技開始)
※ 例年、競技時間は1時間程度となっています。
場 所:五稜郭公園 水堀 二の橋 (野田貸ボート店様前)
当日は、是非ご声援をよろしくお願い致します!!
なお、大会に先立ちまして、9月29日(土)に行われる、本校学校祭において船体の展示を行いますので、こちらも併せてご覧いただければ幸いです。
~9月11日~
台風や地震が相次ぎ、北海道は大変な一週間でした。
地震発生後、すぐに学校へ駆けつけ船の無事を確認しました。
大きな被害もなく一安心です。
さて、定期考査も終わり、大会日程も決定し、ここからはタイムリミットまでに作業を仕上げるのみです。
定期考査前に貼ったFRPはしっかりと固まっていました。
あとは、浸水しないかどうかのチェックです。
今日は固まったFRPの余分な部分を切り落とし研磨作業を行いました。
残す作業は・・・・
・風よけ取り付け
・ソーラーパネルとりつけ
・プロペラガード フィン 溶接取り付け
・バブル装置 取り付け・配線取り回し
・電装部品取り付け
・操舵ライン取り付け
・アイボルト取り付け・浮きロープ取り付け
意外とありますね。
これらの作業を終えてから試走予定です。
さあ、頑張りましょう!!
~大事なお知らせ~
実行委員会より、大会会場の関係で9月14日の開催が出来なくなってしまい、現在、予備日を含め開催日を調整中ですと連絡がありました。
準備に関わって下さっていました関係各位の皆様、応援のために予定を組んで下さっていた皆様、ご迷惑をお掛け致します。
日程については、決まり次第お知らせ致します。
どうぞよろしくお願い致します。
~8月23日~デッキの固定部分の形状が確定しましたので、デッキをFRPで接着しました。
ガラスクロスを帯状に配置し、エポキシ樹脂を含浸させます。
もう3年目ですので、ここらへんの作業はもう手慣れたものです。
コンビネーションよく、30分程度で塗り終わりました。
ポイントは、「隅を固定してそこから上と手前に浸み込ませながら伸ばす」です・・・
と、文字で見たところで分かりませんよね。これが、ネットで情報を得た「知識」と、実際に経験をして得た「知識」の違いですね。
さて、うまく接着されていますように。
~8月9日~ 夏休み中の作業日が終了しました。
目標としていた作業をすべて終えることは出来ませんでしたが、なんとか大会までの作業のメドはたちました。
前回、クランプ中に折れてしまったプーリーですが、2年生が翌日丸3時間かけて、見事完成させました!!
1回目の失敗した点を踏まえて設計を見直しましたが、それに加えて作業の手順を変えました。
肉が薄くなってから穴開けをしようとするからクランプする際に折れてしまった訳なので、
先に穴開けをしてから、肉を薄くする加工をする手順へ変更しました。
たったこれだけのことなのですが、やってみて初めて分かる手順なのかもしれません。
こうした経験を積むことで、ノウハウが蓄積され、より失敗リスクの少ない加工方法、加工工程を身につけていけるのだと思います。
結果、大成功!! 見事なプーリーが完成しました!!
先輩部員も、後輩の頑張りをたたえます。素晴らしい!!
このプーリーが完成したことで、ステアリングまわりが一気に形になってきました。
4年生が作ったシャフト、ステアリングとの接続もばっちりです。
続いて、デッキの作業に取りかかりました。
前回のデッキの再利用できるところは再利用し、不要なところは大胆にカットしました。
旋盤作業で自信をつけたのか、2年生、デッキのベニヤ板もジグソーで見事なカットを見せてくれました。
これに、ポリカーボネートのプラスチック段ボールで風よけを取り付けます。
みんなで相談した結果、形はこのような形になりました。
ところで、この形を平板から切り出すために、まずは実測で寸法をひろっていったのですが、
三角法で表したこの図面だけでは必要な形を切り出すことができません。
ある場所の寸法を求めるために、ある計算をしなければなりません。
見にくいですが、分かりますか・・・??
2年生に「分かるか?」と尋ねると、「やってません」と即答。
本当ですか??普段学んでいる数学は、こういう時のために学んでいるんですよ??
就職を控えている4年生は、もちろん分かりますよね!!??
~8月7日~
やってしまいました!!
2年生が丸二日かけて作っていたステアリングシャフトに操舵ラインを巻き取るためのプーリーですが、、、
旋盤加工を終えて、最後のボール盤穴開け作業のためにVブロックにクランプしようとしたその瞬間・・・
バッキリと折れてしまいました・・・
クランプする際に、薄肉の部分に力が集中してしまったのが原因でした・・・
「まじか-!!」
思わず悲痛な声がこぼれました・・・。
なかなか良い精度で出来ていたのに、最後の最後の行程での失敗。
心が折れそうな状況でしたが、よく考えると、それくらいの力で壊れてしまうのであれば、本番で壊れる可能性もあったということ。
そう考えると、今壊れてくれてよかったのかもしれません。
どうすれば壊れない強度を出せるか、肉厚や径の設計を見直した修正版を作り直すことにしました。
心が折れそうだった部員でしたが、「やります」と一言。
工業研究部員としての成長を感じさせてくれました。
汗を流して自分の手を汚して作ったもの、こだわって作ったものには愛着や思い入れというものが生まれます。
自分に任された部品を責任を持って良いものに仕上げようという気持ちが伝わってきました。
こうして、「自分たちで作った船」になっていくのだと感じました。
さあ、明日は修正版を最初のものより良いものに仕上げましょう!!
4年生は、自分たちで考えながらステアリングシャフトの取り付け部を形にしました。
木とFRPだけだった二号機に、アルミパーツが追加され、かっこよくなってきました。
見た目だけではなく、強度や機能性についても妥協せず仕上げていきましょう!!
~8月6日~
先週とは打って変わって、過ごしやすい気温になりました。
今日は部員が2人しか集まることができませんでしたが、それぞれが責任感を持って一生懸命作業に取り組んでいました。
先輩がいると先輩に頼ってしまったり気を遣ってしまったりとあるのだと思いますが、今日は先輩がいなかった分、新入部員の2年生が精力的に作業を進めていました。
現在は、操舵にかかわる部品の製作に取り組んでいます。
プロペラの固定軸と操舵ラインの接続部分を大幅に変更し、無事取り付けまですることができました。
材質もアルミに変えることで軽量化を図り、強度も問題なさそうです。
2年生部員は、旋盤を駆使しながらステアリングシャフトに操舵ラインを巻き取るためのプーリー加工を頑張りました。
普段の実習ではやらない実践的な加工です。
図面通り、プラスマイナス0.00mmの精度でピタリと仕上がり、思わず安堵のため息。
緊張感のある作業をよく頑張りました。
ベテラン4年生部員は、ステアリングシャフトを取り付ける軸受けの取り付け台を自分で試行錯誤しながら加工、取り付けを進めていました。
材料、加工方法、取り付け方法を自分で考え、検証しながら製作していけるあたりは、さすが4年生だなという安心感があります。
さ、明日も頑張りましょう!!操舵ラインのゴールが見えてきましたよ!
~8月2日~ 8月に入りました!
今日も暑い中、汗を流しながら作業です!
休憩時間の麦茶が体に染み渡ります。
昨日今日は、船体製作と平行しながら大会で使用する浮環(ブイ)の準備も進めています。
ブイ本体は、SCRプロジェクト初代メンバーの卒業生の紹介で、製網所の方に譲っていただくことができました。
どうもありがとうございました。大切に使わせていただきます。
このブイを浮かべる際に使用する重りなのですが、買うといい値段がするということで、そこは工業高校。自分たちで作ることにしました。
建築科から道具をお借りして、自作の木型にセメントと水を練ったものを流し固めます。
自作のフックを埋めて一緒に固めました。
固まったら、木型から外し、水に沈めて強度を高めます。
これで、今大会で使用するブイはなんとかなりそうです。
工業研究部では、金属加工はもちろんですが、電気関係・木工関係、FRP製作といった幅広い技術を学ぶことができます。
今回はそれに加え、コンクリート製作という建築・土木系の学びもすることができました。
実際に手を汚し、汗を流して体験した学びは、ただの思い出にとどまらず一生の財産になることでしょう。
「経験に勝る財産なし」です。
それと同時に、その学びの陰に多くの方の力添えがあるということを忘れず、より感謝の気持ちを持って学校生活を送っていって欲しいと願っています。
もちろん、船体製作も進めています。
電装関係も作業のメドがたちました。
しっかり検証実験を積んで製作にあたっていたので、大丈夫でしょう!。
操舵関係については、今年は1号機とも2号機とも違う、ハンドル操舵方式にチャレンジすることになりました。
ただし、現在の構造では、ハンドルを右に切ると、船は左に曲がってしまうため、感覚的に逆になってしまいます。
「走行中のトラブルリスクをできるだけ減らす」ということを軸に検証と相談を重ね、構造を大幅に変更することにしました。
さて、うまくいくと良いのですが・・・・
来週は、少し気温が落ち着くという予報も・・・。
来週も頑張りましょう!!
コンクリ製作、楽しかったですね。
表面のならしに使う鏝(こて)を、すっかり気に入ってしまった部員も・・・。
~7月26日~ 今日も暑いです!本州は40℃超えの地域も・・・
それに比べたら・・・とは言うものの、やはり暑いです。
今日は、ドライバーシートの補修にプロペラガードの塗装・固定、操舵ライン・操舵レバーの取り付け、ソーラーパネルの性能テストと、
4時間びっしり作業に励みました。
ドライバーシートはゴミ捨て場から拾ってきたいすをきれいに洗い、ひび割れをFRPでささっと補修。
もう手慣れたものです。
プロペラガードは、上手に作れたということもあり、あえてのクリア塗装。
自信があるものは塗装でぼやかす必要がありません!
操舵レバーの取り付けは、担当の2人が試行錯誤しながら、どうやらいい方法に辿り着いたようです。
最善の方法を考える、その過程にこそ意味があります。
ソーラーパネルの性能テストは、どうやら予定通りにはいかなかったようです。
想定外のことが起こることが普通です。そこでネガティブにならずに「じゃあ、どうしよう」と考える思考がものづくりにはとても大切ですね。
電装担当、頑張れ!!
さ、明日も暑いようですが、頑張りましょう!!
~7月25日~
夏休みに入りました。
普段はなかなかまとまった時間がとれず、小刻みな進捗状況になりがちですが、長期休業に入り、一気に作業が進んでいます。
4年生は進路活動と並行しながらの部活動です。
バブルシステムのための回路製作、プロペラガードにフィンを溶接で固定、取っ手を船体に取り付けてコーキング、汚れた船体の清掃、ドライバーの快適性を高めるためのシート製作・・・・
いくつもの作業を同時進行で進めています。
暑い中、水分をこまめに取りながらの作業となりました。
明日も暑くなりそうです。
さあ、夏休み中にできるだけ作業を進めていきましょう!!まだまだやることはあります!
~7月18日~
今年度の大会実施日が確定しました。
9月14日(金)10時 競技開始 です!!
今年は、レギュレーションも変わり、単走型式のタイムトライアルレース、対戦型式のマッチレースの二本立てで順位を競います。
これまで以上に見応えのあるレースが期待できそうです。 平日の午前中ですが、是非応援よろしくお願い致します!
~7月3日~
秘密兵器が届きました。
今回のチャレンジにおいて、最大の目玉となるアイテムが届きました。
現在テスト中ですが、これがうまく機能すれば、1.5馬力が2馬力相当の推力に・・・上がる・・・はず!!
その名も、「バブルシステム」!!
ソーラー発電システムとの接続も含め、テストしていきましょう。
プロペラガードをモーターへ仮付けしました。
円筒状のモーターに筒状のプロペラガードを同心円で取り付けるのは意外と難しい・・・
取付方法も試行錯誤です。
取付のための部品数が増えると、水の抵抗も増えてしまったり、水草が絡まるリスクが高まります。
色々なことを考慮しながら最適な選択をしなければなりません。
選択肢を増やすためには、
「材料の選択肢を多く知っていること」
「既成部品の選択肢を多く知っていること」
「加工方法の選択肢を多く知っていること」
がベースとしてとても大切だということを毎回考えさせられます。
知識と知恵が必要で、ベースとなる知識量は多ければ多いほど、その先の知恵の幅も広がるということですね。
~6月19日~さて、設計に時間がかかったプロペラガードですが、ようやく形になってきました。
シャーで切り出した鋼板の両端を折り曲げ強度を上げた後、曲げて筒状に成型します。
その後、端部をスポット溶接機でしっかりと接合しました。
4年生のベテラン部員と新入部員の共同作業となりましたが、かけ声をかけながら見事な溶接作業。
思った以上に良いできとなり、部員も顧問も満足顔で作業を終えました。
いいものづくりができた時のあのニンマリ感、やった人にしか分からないでしょうね。
かっこよく言うと「達成感」なのでしょう。
さて、次はこのプロペラガードをモーターに固定していく作業です。
この作業と並行して、電装チームもプロジェクトをスタートさせています。
こちらの進行状況もおいおいアップしていこうと思います。
~5月22日~
更新が滞っていますが、4月から新体制で気持ち新たに作業を進めています。
現在は、新しいプロペラガードを製作しています。
新型は、プロペラへの水の流れを考慮した設計になっています。
また、水の抵抗でプロペラガードが歪み、スクリューと干渉してしまわないような固定方法を検討しているところです。
プロペラガードは、扇形に薄鋼板を切り出し、丸めて製作するのですが扇形の設計に予想以上に時間を要しました。
部品まわりの寸法を測定し、それをもとに扇形の寸法を計算したのですが、やはり設計には数学の応用力が必要だと改めて実感しました。
今は、便利なアプリが沢山あり、いくつかの値を入力するだけで自動で答えまで出してくれるようなアプリまであります。
しかし、「答えを出せる」と「理解している」は違います。理論を理解していないと、やはりどこかで行き詰まってしまいます。
これからの時代、便利なツールはどんどん活用しながらも、やはり基礎となる知識を付けずにアプリ頼りになってしまうと人間は退化してしまうなと感じる今日この頃です。
そんな話を部員同士でしながら、今日も手を汚しながら試行錯誤です。
~3月8日~
「逃げていく2月」に続き、「去っていく3月」 あっという間に時間が過ぎていきます。
今日は、2号機改造のため、デッキの撤去に取り掛かりました。
中の電装関係を全て取り外し、デッキを分解していきます。
デッキは、ビス留めの上にFRPコーティングしたのですが、
これがなんとも取り外しにくい!!
FRPの強度が仇となり、樹脂で覆われたビスが取れません。
結局、彫刻刀でひとつひとつビス周りの樹脂を削り取ってから外すという非常に手間のかかる作業となってしまいました。
材料の特性を考えて、使いどころを選ばなければいけませんね。
いい勉強になりました。
1時間半ほどかけて、写真のところまでばらすことができました。
~2月8日~
わがチームで使用している船外モーターは1.5馬力というスペックです。
この1.5馬力モーターで、2馬力相当の推進力を得る方法はないかをチームで話し合っています。
2馬力モーターを買う余力はありません。
「技術と情熱で乗り越えよう!!」ということで
チームで様々な文献を調べていたところ、ある理論にたどり着きました。
この理論を実現できるかどうか、これが今年の作業の肝になってきそうです!!
~1月30日~
更新が滞っておりましたが、部としての活動は継続しております。
次大会へ向けて、この一年をどう進めるか部で話し合った結果、3号艇を作るのではなく、2号艇を改良しようということになりました。
改良点のポイントは、①持ち運びのし易さ ②軽量化 ③操舵方法の見直し ④スクリューへの整流を考慮した船底形状
主に、この4点となりました。
なによりも、一番は2馬力船外モーターが欲しいのですが、、、、予算の中でやるしかありません。
まずは、③④については、係を決め分担し、①の作業から取り掛かっています!!