お知らせ

~10月30日~


いよいよ、今週末、大会です!

 3号機製作に力を貸して下さった全ての方々、大会運営を支えて下さっている全ての方々への感謝を胸に

函工定 ・ 3号機 「legno レグノ」 出陣です!!



 11月2日(土)10:30 開会式 、 11:00 競技開始

 場所は、五稜郭タワー前から公園に入った一の橋周辺となっています。


あとは、当日の好天を祈るばかりです。

あたたかいご声援をよろしくお願い致します。





~10月22日~


 大会まで2週間と迫りました。
 今日は祝日ですが、作業を進めるために部員が集まって来ました。



作業が進むにつれて、部員達の成長も感じられるこの頃です。

 今年から入った1年生部員も、指示を聞いてパッと道具や材料を準備できるようになってきましたし、周りを見ながら自分で考えて行動することができるようになってきました。
これは、部にとって喜ばしいことです。

 上級生は、より難易度の高い部品加工やプログラムの作成などに取り組んでいますが、その1つ1つにおいても、技術が身についていっている様子がうかがえます。



 授業と異なり、あらかじめ正解が用意されていないものづくりなため、すべて自分たちの頭で考えなければなりません。
ネットを調べれば無数の情報や方法が転がっていますが、それは正解ではありませんし、不完全なただの情報です。
 自分たちの頭で考え、手を動かし、失敗したり試行錯誤したりする中でこそ、考える力や感覚、技術が育っていくのだと思います。


 大会まで限られた時間ですが、ベストを尽くして最高の「自分たちの船」を作り上げましょう!!




~10月3日~


 学期間休業中ですが、大会へ向けて活動中です!

 残り1ヶ月となりました。4年生は、進路活動と並行しての作業のため、時間の確保に苦労しているようです。


 現在は、舵取りのための機構を中心に製作しています。

 旋盤という加工機械に加え、今年は3Dプリンタを駆使しての部品作りが進められています。
 3Dプリンタは、これまでのものづくりの常識を覆す機械です。
 加工方法の幅が広がると、ものづくりの幅も広がります。


ただし、それぞれ一長一短がありますので、両方の特性をしっかり理解した上で、うまく利用していくことが重要です。
 工業研究部では、授業よりもより深いものづくりの考え方や技術を身に付けることができます。

 興味のある方は、ぜひ作業の様子を見に来てみて下さい。



 二度目のプール試走も無事終え、水漏れのチェック、重量バランスのチェック等をおこなうことができました。
 復元力が思った以上にあるので、船底のフィンは今年はいらなさそう・・ですね?


さて、残り一ヶ月、ピッチを上げて作業していきますよ!




~8月9日~


 本日、無事進水式を迎えることができました。


船を念入りに清掃し、作業場からプールへ船を運びました。


 今日の大きなテーマは、①船の安定性の確認 ②浸水がないかの確認 です。

まずは、船単体で浮かべてみます。
この時点で転覆したら問題外です。

・・・・

緊張の瞬間です。

 大丈夫でした!人が乗っていない状態で左右に振ってみると、復元力もあり安定感もありそうです。


 続いて、ドライバー搭乗です。
 揺れる船に乗り移る時、船の安定感や強度が重要になってきます。

 一人目のドライバーが足をシートに乗せた・・その時!!

バキッ!! 嫌な音がしました。

 見ると、シートにヒビが・・・ 


乗り移る時に力が一点にかかってしまったようです。

 乗り方にも改善が必要でしたが、これくらいのことで壊れてしまうシートにも問題があります。
 壊れてしまったのは残念ですが、「試走で壊れてくれてよかった」の精神で、改善して作り直しましょう!


ひとまず、乗り方を変え、無事搭乗することができました。

 船を左右前後に振ってみますが、なかなかに安定しています。
ただ、ドライバーとしては目線が高く、重心も高く感じるようで転覆するのではという恐怖感があるようです。

 重心を下げる工夫が必要そうですね。



 安定性の確認をしていると・・・なんと、水漏れを発見!!



3か所からの水漏れが発見されました。
これも、「試走で見つかってよかった」の精神でパテ埋めしましょう!

ドライバーポジションや喫水線、左右のバランスなども確認しました。



この日は、非常に暑い日で、プールはサウナ状態でした。

 実験を終えて外に出ると、先ほどまで暑い暑いと言っていた外が涼しくて気持ちよく感じるほどでした。

 部員一同、汗だくになりながら最後まで頑張りました。
 差し入れのアイスが沁みましたね。


さあ、改善すべき点を改善し、最高の三号機を仕上げていきましょう!!




~お知らせ~

 大会の日程が決定しました!!

 11月2日(土)11時 競技開始  小雨決行

※ 11月3日(日)予備日


 詳細は、後日改めてご案内いたします。

 今年は土曜日開催ですので、今まで以上に沢山の方に観戦していただければ嬉しいですね。

 応援よろしくお願いします! 

~8月7日~



 夏休みに入り、連日の猛暑の中、作業は着々と進んでいます!

 船の外殻が完成し、遂にFRP作業日を迎えました。


 普段は別部門で作業をしている部員も今日ばかりは一緒にFRP作業です。
 樹脂の硬化が始まるまでの30分が勝負です。
ガラスクロスを配置し、一気に樹脂の含浸作業を進めてきます。

 硬化してくると一気に作業性は悪くなりますし、見た目や強度にも影響します。
 時間との勝負です。


ほとんどの部員が初めてのFRP作業でしたが、2日間にわたり部員一致団結して内側・そして外型のFRP作業が終了しました。


やはり、3枚の板が合流する継ぎ目を合わせるのは至難の業でしたね・・・



 でも、なかなか良く塗れた気がします。皆さん、今日はお疲れ様でした!!

 明日、うまく硬化していれば進水実験ですね!



~7月16日~



 船体の断面形状を決め、なおかつ強度を高めるため、2枚のバルクヘッドを入れることになりました。
そして、バルクヘッドを貫通する2本の支柱を取り付ける段階まで進みました。


この支柱の上にドライバーシートが配置されるようです。

どのようにしたら、強度を高めつつ、シートの重心を下げられるか、試行錯誤の結果このような構造になったようです。
なるほど、考えましたね。


 今は、最大6人で作業を進めています。
 部長は、頭の中にある構想をチームで共有し、うまく仕事を分担することが課題のようです。
 社会に出るためのいい訓練になっていますね!!

 部員も指示待ちにならぬよう、そして、うまく部長をフォロー・サポートできるよう自ら動きましょう!
これも社会に出る上で大切な訓練です!



~6月28日~



 作業を写真で記録していきたいと思います。



(左)作業時に、船を乗せる台を製作しました。

 (中央)船の先端形状を決めるための部品を製作し、仮止めしました。

 (右)・・・ところが、材料選定を誤ったせいか仮止めの釘で割れが入ってしまいました。
 合板は横からの釘打ちに弱いということが分かりました。



ということで、作り直しです。

 二個目は倍のスピードで作り上げました。失敗は学び、失敗は伸び代ですね。


 同時進行で、船の中央部の断面形状を決めるバルクヘッドを設計しています。
 設計には三平方の定理が大活躍です。これこそまさに生きた数学です。

ジグソーで材料をカットし、ベルトサンダーで成形する。この一連の作業は本当に上手になりました。


6月でここまできました!!

こだわって設計した先端形状を、3mmベニヤで再現できるか、ここからが一つ勝負所です!!

~6月7日~



 前回に続き、番線での縫い合わせ作業が続いています。
 平面の板を曲面につなぎ合わせていく難しい作業です。

 作業を進めていくと、なんと板の長さが足りないことが発覚!!
 設計段階での数ミリの誤差が、実物では約10mmの誤差となって現れてしまいました。


メンバーで相談し、ずれた部分を吸収する形で縦板をつなぐことにしました。

 一番後ろの板は、モーターを取り付けるため厚みのある板を使用します。
 3mmのベニヤとは細釘を用いて固定していきます。

 設計では見えなかった問題点が毎回出てきますが、それを一つ一つ解決しながら前に進んでいきます。


 夏休み中の進水試験を目標に、頑張っていきましょう!!


 今日は卒業した先輩が部活の応援に来てくれました。
 嬉しいものですね。





~5月31日~

あっという間に5月が終わりました。

 来週からは考査1週間前ということで部活動は一旦お休みです。


さて、いよいよステッチ作業が始まりました!!

まずは下準備として、隣り合う板同士、端から5mm、100~200mm間隔で2.5mm穴を開けていきます。
 隣り合う板同士で位置がずれないよう工夫が必要です。


すべての板の下準備が終わり、いよいよ6枚の板を立体に組み立てていきます。

 番線で締め上げるようにして板同士を組みたてていきます。


 板をしならせながら引き寄せていくので、割れてしまわないように細心の注意が必要です。
 平面の板を曲面に組みたてるため、しなりのしわ寄せがどこかしらに出てきます。
これをうまく吸収させながら組みたてていかなければなりません。非常に難しい作業です。

・・・・・が、とても楽しい作業でもあります!!
 今日は途中までになってしまいましたが、部員達は苦労しながらも、形が見え始めた喜びも感じているようでした。



~5月24日~

 部員一同、粉まみれになりながらわずか2週間で全パーツを仕上げてきました!

 途中で寸法ミスがありましたが、部員同士で話し合い解決策を見いだしていく姿に成長を感じることができました。


ミスは無いにこしたことはありませんが、ミスから学ぶものが多いのも事実です。
 部活では、こういったところをじっくり時間をかけて取り組めるのがいいですね。


 入ったばかりの1年生部員に優しく作業を教え挑戦させてあげる先輩の姿、立派でしたね。
とてもいい出来に仕上がっていました。


さあ、ステッチ&グルー作業も中盤ですよ!! 



~5月21日~

 作業の様子 

設計図をもとに合板へ罫書きをしています。
製図の授業で学んだことがここでいかされ
ています!
1枚の材料から、必要なパーツを効率よく切り
出すための配置図です。材料を無駄なく使う
ために、こうした見積もりは大切ですね。
部員で力を合わせて部品を切り出している
ところです。だんだん作業が手際よくなって
きました。
切り出した部品を、ベルトサンダーを使って
正確な寸法に最終調整しているところです。
根気と繊細さが求められる作業です。




~5月14日~

 船体の展開図を板に書き出し、切り出す作業に入りました。


 部長はもう手慣れた作業ですので、まずは部長が手本を見せることになりました。

ジグソーという電動工具を使用し切断していきます。
 他の部員は、板が振動してしまわないよう押さえます。

 大きい音がする電動工具ですので、切断中に何かを伝えるためには大きい声を出さなければなりません。

 「一回ストップ!!」 「一回ずらすよ」 「そっち持って!」

 事故や怪我が起きないよう作業を安全かつ正確に進めるために、コミュニケーションをしっかりとることは重要です。

 普段大きな声を出すことが少ない部員にとってよい学びとなったと思います。 



~5月9日~

 船体製作部門の進捗状況です。


 前回、スカーフジョイントのために準備した2枚の板ですが、接着は成功したものの若干板がずれてしまい継ぎ目に溝のような部分ができてしまいました。


この部分を補強するため、新体制となって初のFRP作業を行いました。




ガラスクロスを敷き、エポキシ樹脂を含浸させていきます。

これでしっかりとした一枚板になってくれればよいのですが…



この3mmの板の上に人が乗ることを考えると、妥協は許されません。


しっかりと強度が出ているか、次回検証しましょう。 



~4月18日~

 船体設計はまだ確定していませんが、いずれにしても1820mmよりは長くなってしまうため、既製品のベニヤ板では長さが足りません。

そこで出てくる作業が、スカーフジョイントです。


 2年前に2号機を製作する際にもおこなった作業です。
これは、2枚の板を継ぐ作業なのですが、なかなかに技術と根気がいる作業なのです。

しかも、2年前にその作業を経験した部員は、部長の一人のみという状況。

 今一度方法を確認し、作業をスタートさせました。
 技術を下の代に引き継いでいくというのは、仕事にしても部活にしてもとても大切なことですね。


 今日も約1時間、部員達はもくもくと作業をおこなっていました。
とてもいい顔をしています。


 3年生部員が担当している操舵部門も、どのような構造で舵を切るかについて担当者同士でじっくり話し合っていました。
どのような設計プランを出してくるか楽しみですね。


~4月16日~

 3月に、これまで部活動を引っ張ってきてくれた4年生2名が本校を旅立ちました。
 今頃、新たな環境の中、社会の荒波にもまれながら頑張っていることでしょう!

そして4月、新たに2名の新入部員を迎え、新年度が始まりました。

 今年は、11月に大会が予定されています。

 2年前と同じように、4年生の課題研究という授業とタッグを組み、船体製作担当・舵取り製作担当・電気関係担当に分かれ、総力戦で11月へ向けて製作を進めていきます。


 新体制の下、令和元年度大会へ向けて頑張っていきましょう!!



~2月5日~

 船底形状を3パターンほど検証しているところです。


やはり、船首の先端形状は水を左右に押しのける形状よりも、できるだけ断面積を小さくして船体に沿わせて水を後方へ流す形状が良さそうです。


 今日は、部長がブロワーとスズランテープを使って船体周りの流れの検証をしていました。

ローテクな光景ですが、どうすれば検証できるだろう?と自ら考えて工夫していることに意義がありますね。 

もちろん、風洞実験や水理実験のような検証ができればいいのですが、、、



 部長によると、この実験だけでも船体まわりの流れに大きな違いが見られたそうです。

これで方向性は見えましたね! 


~1月30日~

あっという間に1月が終わりました。

 今まで部を引っ張ってきてくれていた4年生も、あと少しで卒業式です。


そんな4年生とふとした会話の中で、「函定にきてどうだった?よかったかい?」「何が一番思い出に残っているかい?」そんな話をしていたところ、
 「部活が一番思い出に残っています。部活を始めてからあっという間に時間が過ぎていきました。やってよかったです。」そんな話をしてくれました。

 大人になり、ふと思い出す高校の青春の1ページとして、FRPまみれのあの作業や炎天下でのセメント練り、プールでの感電事件、そしてみんなで勝ち取った総合優勝、五稜郭公園の水堀を疾走したあの夏が蘇ってくれたら、最高ですね。



さあ、残るメンバーは、今年の大会へ向けて本格始動です。

 新メンバーも増えそうな予感がします。


みんなの頭の中にある三号機を、少しずつ形にしていこう! 


~12月11日~

 4年生が戦線を離れ、新体制での活動が始まっています。


 製作活動はもちろんですが、技術を伝えていくためにも、新入部員を入れたいですね!!

うかうかしていると、あっという間に時間が過ぎていきますよ!

やるべきことを絞って、優先順位を整理して進めていきましょう。